アニメがキモオタ界隈に与える影響は大きい
皆さんはこのアニメをご存知であろうか。「きんいろモザイク」という作品である。
一人の日本人女子中学生が英国にホームステイに行ってから2年後・・・・
ホームステイ先の女の子が日本にやってきて、彼女と運命の再会を果たすのだ。
そこに仲良しな仲間や、愉快な転校生も加わり、和やかな日常が描かれるというアニメである。
ここで公式サイトのイントロダクションを見てみよう。
このわくわくさせるような文章、そしてきらきら輝く5人の笑顔。誰が期待しないであろうか。
舞台はとある高校。主要メンバーは高校1年生の個性あふれる5人の女の子たち。
ここで個性あふれる5人の紹介を簡単にしたいと思う。
大宮 忍(おおみや しのぶ) (CV:西明日香)
A型 6月6日生まれ ふたご座 155cm 1年B組→2年A組
あだなを「しの」。後述するアリスの家にホームステイをしていた。
陽子や綾とは中学生からの仲良し。その風貌から「こけし」と揶揄されている。
とても礼儀の正しい人間であり、誰に対しても敬語を用いる。しかしその中身は割りと物事をズバズバと言ってしまうタイプであり、しばしばアリスを再起不能に攻めてしまう。それゆえネット上では「鬼畜こけし」として恐れられてしまっているのが現状である。
将来の夢は「通訳者」であり、中学時代のホームステイもそれを見越してのことであろう。しかし英語の成績は振るわなく、そのほかに関しても勉強はあまり得意ではないようだ。
金髪少女が大好きである。また、服のセンスは常人には理解できないものを持っているため、その服をアリスに着せては喜んでいる。本人は困惑しているが、しのぶの笑顔が見れれば自分も幸せに感じられる人なので、ある意味Win-Winな関係を構築できている。
アリス・カータレット(Alice Cartelet) (CV:田中真奈美)
A型 4月5日生まれ おひつじ座 139cm 1年B組→2年C組
忍のホームステイ先の娘。今度はアリスが忍を慕って日本にホームステイに来た。
本場イギリスの金髪少女であり、忍に妹のようにかわいがられている。忍とは相思相愛の関係で、忍から送られたかんざしを髪にいつも刺している。その小さい体格で周囲からはかわいがられているが、本人にとってはコンプレックスになっているようだ。
とても日本語が流暢である。忍がホームステイしていた頃はこんなスキルは持っていなかったが。おそらく忍と再会すると信じて勉強したのであろう。それゆえ日本文化への理解も深い。しかし人見知りの性格のため、心を許した人以外には日本語を知らないフリをして、カタコトでしゃべる。学校の勉強は得意である。
最近の悩みは、カレンの登場による自分の存在が薄くなっていないかという事案である。同じ外国人の血を持つもの同士として少なからずライバル意識はあるようだ。
小路 綾(こみち あや) (CV:種田梨沙)
A型 9月15日生まれ 159cm 1年B組→2年A組
忍のクラスメイト。忍や陽子とは中学生からの仲。
5人組の中ではしっかりもののお姉さんポジション。しかし、自分自身そうであろうと努めて空回りしてしまうこともしばしば。早とちりでおっちょこちょいな一面もみせてしまう。
そんな彼女も女の子であり、感情豊かである。照れ屋であり、泣き虫でもあり、恋愛ものが好きな彼女は5人の中で一番豊かなのかもしれない。
彼女もまた人見知りであり、中学時代には転校を経験している。そんな中で彼女に真っ先に近づいてくれた陽子に対しては。友達以上の感情を持っていたりもする。
学校の成績は優秀である。胸が小さいのがコンプレックス。
猪熊 陽子(いのくま ようこ) (CV:内山夕実)
O型 8月20日生まれ 163cm 1年B組→2年C組
クラスメイト。茶髪と八重歯が印象的な女の子。ラフな格好を好み、それは制服の着こなしに表現されている。
5人の中ではムードメーカー。4人に対してよくツッコミを入れて場を盛り上げてくれる。
学校の成績は芳しくないが、運動神経は抜群である。
5人の中では一番スタイルが良いと自負している。
3人兄弟の長女であり、面倒見もいいお姉さん。しかし綾の抱く特別な感情にはまったく気づいておらず、逆に綾をグサリとさす言動もしてしまう。
野球回では投手としてその才能の片鱗を見せた。実際長女であるため、妹のような存在であるアリスを本当に妹のように扱っている。アリス本人はあんまり好かない様子ではある。
九条 カレン(くじょう かれん) (CV:東山奈央)
AB型 12月1日生まれ 150cm 1年A組→2年A組
アリスの幼馴染。仲良しであり、アリスが日本に留学するやいなや彼女自身も日本まで追いかけてきた。アニメ途中で同じ学校に転校してくる。
日本生まれイギリス育ち、父親日本人の母親英国人のハーフであるため、日本語はしゃべれるが訛りが強い。語尾の「~デ~ス」が印象的。アリスより外国人らしい雰囲気が出ているため、アリスにライバル心を持たれている。
明るい性格で場の雰囲気を和ませてくれる。適応力も高く、日本の学校にも即時に順応した。しかし授業中は居眠りが多い。そのせいか成績はあまりよろしくない。
育ての環境からか、マイペースでわがままな面を持っている。カレンの言動に対して陽子がツッコむこともしばしば。
住まいも父親がマンション全室借り切っているという、お嬢様である。
少しはお分かりいただけただろうか。このようなメンバーによる高校生活が楽しくないはずはない。
5人の性格や個性の調和が絶妙なのである。また、日常系アニメに必須である萌え要素、百合要素、かわいい要素、バカ要素などをすべて兼ね備えている。
実際私も初めは視聴していなかったのだが、1話を見た時点ですでにこの5人組の虜になってしまった。以降きんいろモザイクの世界に入り込んでから、私の世界は豊かで潤いにあふれたものとなっている。
このようになってしまった方も多いのではないだろうか。実際私の周りにこのような現象に陥った人は少なくない。現実を見たくはないが、9月にアニメ全12話が終わったときのTwitterにおける悲痛の叫びは予想を遥かに超えるものがあった。このようなアニメは今後現れるのだろうか。
もしかしたらここに述べた私の意見は過激ではないんじゃないかという意見も寄せられるかもしれない。しかしそういう人たちに敢えて言いたい。実際本編を見てほしい。もしかしたらその0考え方は変わるかも知れない。アニメを見終わったら、胸に手を当てて自問自答してほしい。自分のこれまでの意見は正しかったのか。と。そこで問うて自分の考えに過ちがなければ、私もその考え方もこの作品に対するひとつの考えであると信じよう。しかし私の意見もこの作品に対する1つの意見として心の隅っこにとどめておいてほしい。アニメーションはそういうものである、と私は信じている。
それでは。長文失礼しました。